Photo

50mm f/2.0

201708-311
f/2.8 – Milvus 1.4/50

貰い物の古いズームレンズが度々エラーを起こしたり認識されなくなったりで、2年前に同じようなレンズに買い換えた。さすがに新しいレンズはフォーカスも速く、絞り開放で使っても妙な絵を吐き出すこともない。どんなふうに使っても、ほとんど間違いなく美しい絵を記録する。
以前使っていたレンズはフィルム時代に設計されたこともあって絞っても妙な曖昧さが現れることがあり、普段は意識的に絞りもf/5.6以上にする癖がついていた。悪いレンズではない。条件を選ぶが解放f/2.8で美しいボケも楽しめる。オートフォーカスは速いとはとても言えないが困るほどには遅くなく、ジージーと音を立てても屋外なら気にならない。そもそも解放f/2.8の標準ズームレンズなのだから癖を理解さえしていればどんな場合にも使える便利なレンズであった。ただ、エラーだけはどうしようもない。もっと古いマクロレンズを買い換えようと思っていたのを諦めて、新しい標準ズームレンズに置き換えたのだった。
その新しいレンズをほとんど付けっ放しで使い続けて不満らしい不満もなく、たまに超広角や望遠に付け替えるのも気分転換みたいなものだったが、たったひとつ物足りない事があった。50mm f/2.8前後の柔らかな映像である。滅多に使うものでもない。1m程度の距離の被写体であればボケが大きくならないようにf/4.0程度には必ず絞る。一方、被写体がちょっと離れればf/8.0あたりになるべく絞ってボケの少ない映像を考える。被写界深度が深くなる距離なら絞ってコントラストや解像度を稼ぐのは基本である。ところがこの手のセオリーは、ある意味古いレンズ設計だからそうすると言えないこともない。少し被写体まで距離があってもf/2.0くらいに開けば独特の立体感が出てくるものである。
そんな事を考えながら一番使う50mmの明るいレンズを手に入れた。以前使っていた標準ズームレンズのf/2.8とは全く異なり、ざわついたボケもあまり感じない。古典物理学の世界で成り立つレンズの光学設計はなかなか面白いものである。

さて余計な事だが、お散歩用に軽い35mmレンズが欲しいとずっと思っている。だが一方で、誰かがただでくれたとしても使わないだろうなと冷静な頭が考える。35mmが苦手なのだ。はじめてフィルムの一眼レフを手にしてから、ほとんど撮った事がない。最初に手にした35mmはすぐに中古の28mmに置き替わり、ズームレンズは28mmの次は50mmと35mmを素通りするのが常で、まれにどうやっても画角が合わない時にだけ使う状況である。時々35mmで意識して写真を撮るが、概して気に入らない写真が量産される。聞けば案外35mmが苦手という人は多いらしい。ただ、それで安心して良いものかどうか、そればかりは分からない。

 

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